貝毒とは
かき・ほたて貝等の二枚貝が特殊なプランクトンを摂取することによって、貝の体内に有害な「毒成分」を蓄積する現象。
症状
- 下痢性
- 下痢、おう吐、発熱(煮ても焼いてもすべてダメ!)
- 麻痺性
- 神経障害、呼吸困難となり甚だしい場合は死亡(煮ても焼いてもすべてダメ!)
致死量3,000MU(例えば20MU/gのかき・ほたて等150gで死に至る)
出荷の自粛及び自主規制
○出荷自粛の場合
- 下痢性
- 0.09mgOA当量/kgを超え0.16mgOA当量/kg以下
- 麻痺性
- 3MU/gを超え4MU/g以下(県漁協は関係支所と協議し、出荷の自粛措置を要請する)
○出荷の自主規制措置の場合
- 下痢性
- 0.16mgOA当量/kgを超えた場合
- 麻痺性
- 4MU/gを超えた場合(県漁協は関係支所・関係業界に対して出荷自主規制を通知する)
○出荷の自主規制措置の解除の場合
海域内における全ての採取地点で自主規制値を下回った日が基準日となり、かつ1週間後及び2週間後の検査結果が下回った場合(3週間続けて規制値以下の場合自主規制解除を行う。海域毎、種類毎に行う)
(注)OA:オカダ酸
- 下痢性
- 機器分析法により、毒成分の総和としてオカダ酸群の毒量を測定する際の単位。
(注)MU:マウスユニット
- 麻痺性
- 20gのマウスを15分間で死亡させる毒量を1MUとする。